English version is here   研究室のページに戻る     2004年10月1日オープン 最新更新:2016年11月22日

【11月22日New!】(1)Nature Communications誌に論文掲載(11月14日)
         (2)Optica(アメリカ光学会のトップ論文誌)に論文掲載(10月31日)阪大プレスレリース(pdf)発表。

近況 ◇Phys. Rev. A(9月1日)Laser&Photon.Rev.(7月14日)Opt.Exp.(5月25日)Phys.Lett.(5月12日)
   Appl.Phys.Lett.(5月6日)Phys.Rev.A(5月4日) に論文が出ました。
   Nature Photonics(4月19日)に論文が出ました。文章による解説報道等リンク集イラスト解説
   Physical Review A(4月18日)に論文が出ました。
   「数理科学」5月号に「常識を逸脱すること,それが新たな認識となること−量子情報の場合」を寄稿しました。
  ◇窮理第 号に連載、発売中。 電子版は私の記事に音源リンクが張ってあり便利です。
  ◇Phys. Rev. A92, 060303(R)(2015年12月30日)、 New J. Phys. 17, 093011(2015年9月9日)、
   Phys. Rev. B92, 075312(2015年8月27日) を出版。
  ◇物理学会誌2014年12月号に「量子もつれの基礎および量子情報や物理との関係」を執筆しました。
  ◇電子図書移行のお知らせ:朝日新書「SF小説がリアルになる-量子の新時代」500円。iPad版Kindleでも読めます。
研究分野 ◇量子情報処理:entanglement蒸留cluster stateを用いた一方向量子計算DFSを用いた雑音除去
     ◇量子光学 ◇量子非破壊測定(博士論文
     ◇光情報・光通信 ◇レーザー物理・光物性 ◇統計物理

発表活動(2016年11月22日更新) 論文   国際会議等   国内招待講演   本・解説
社会活動(2016年4月12日更新) 学外委員等  一般向け講演・スクール講師 
所属学会 日本物理学会会員 アメリカ物理学会終身会員 応用物理学会会員
その他  JST領域探索プログラム「量子情報科学」報告書(要旨)(2003年6月10日)
     Gallery   サイエンス・エッセイ(2015年11月1日)   略歴
所属:〒560-8531 大阪府 豊中市 待兼山町 1-3 大阪大学大学院 基礎工学研究科(物質創成専攻 物性物理工学領域
プロフィール
 生まれは熊本ですが、家が転勤族だったのでいろんなところに(北海道まで)住みました。中高大学時代は少し落ち着いて横浜でしたが、東京大学工学部物理工学科時代、卒論から修論にかけて忙しくなり、通学時間のかかる実家を出て学生寮に移りました。修士修了後電電公社ー今のNTTーの研究所に就職し、やはりいろんなところに(イギリスまで)住みました。その後5年半の総合研究大学院大学の勤務を経て2004年10月に阪大基礎工に着任しました。今は初めての大阪生活を楽しんでいます。これを書く少し前、父親の初の赴任先が(私が生まれる前の戦前の話ですが)大阪だったことを知りました。
 人生や研究のスタイルは人それぞれですが、私の場合、よくある「子供の科学」片手に鉱石ラジオ作製にいそしむ小学生でした。かすかに聞こえたときはもちろん感動! そのころ読んだフェルミの伝記が強く印象に残っています。中高では三度のメシより数学が好きという感じでした。クラブ活動は硬式テニス部が希望でしたが申込み殺到でクジで落ちました。落ちてなかったらその後コナーズやマッケンローとやりあっていた可能性が・・・ないかな。でも第二希望だった物理研究部に入部し、その生活は現在まで引きずっています。そのあと「総合科学によって宇宙人の侵略を撃退する」というSF小説の影響を受けて、複数の科学を総合することに興味を持ちました。余談ですが科学という用語は洋行帰りの後徳川慶喜に仕えいろんな和訳をこしらえた西周(にし・あまね)がscienceを訳すとき、それまで日本になかった「分科学ごとに系統的に構築された学問」という概念を強調するために付けた和訳です。だから総合科学は変な用語で総合学の方が適切ですね(これも「雑学」みたいでいまいちですが)。というわけで大学時代は物性物理の学科に居ながら、同じ応用物理系で情報処理や制御論、生体情報、連想記憶から神経回路網まで、あらゆる授業で空き時間を埋めるのが趣味でした。この経験はとてもよかったので、大学の学部や学科ではいろいろなカリキュラムを自由に選択できるよう、バラエティーに富む良質の授業を学生に開陳するのが良いと思っています。学生はそれから選択すればよいのです。
 就職直後は7年ほど光通信の研究に従事し、途中論文の出ない苦しい時期もありましたが、総体的には論文博士取得を勧められる程度の論文は溜まりました。しかしどうしても物理が忘れられず、光通信と物理の統合のような「光の量子非破壊測定」の研究がうまく行きだしたのでそちらを急ぎ、そのとき書いたいくつかの論文は今でも私のcitationの稼ぎ頭になっています。もちろん博士論文にもまとめることができました。次に情報理論も忘れられませんでしたが、これは物理と統合された量子情報処理として研究がうまく行き、分野として日本に定着させる役割も果たせたと思います。今後はどんな分野の統合に向けて動くことになるのか自分でもわかりません。当面量子情報処理で行くとは思いますが。
[2004年10月1日 記]